富士登山はきつい!?富士宮ルート、頂上富士館に泊まった感想。必要な持ち物も紹介!

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誰もが一度は登ってみたい日本一の山富士山。今回は普段特に運動をしている訳ではない20代女子、山登りは好きな私が初めて富士山に登った経験をご紹介します。初めて富士山に登る方、富士宮ルート、頂上富士館を知りたい方はご参考にどうぞ。(レンタル屋さんのPR含みます)

私のスペック

日本一高い山に登るんだから相当な体力が必要なのでは?と考える方のためにまずは私のスペックを。冒頭でも書いた通り私は特に運動習慣はない20代女子。中高は運動部に所属してましたがそれ以降は時々山に登ったり友達と遊んだりする程度です。山経験はそこそこ?めちゃくちゃ頻繁な訳ではないですが、4年ほど前から毎年全国の人気な山をちょこちょこ登っています。でも正直富士山は老若男女、小さい子供も登っているくらいなので、強い気持ちがあれば登れます!特段スキルも要りません。

富士宮ルート

富士山には登山ルートが4つあり、およそ半分の人は吉田ルートを利用すると言われていますが、今回私は2番目に人気の富士宮ルートで登りました。

富士宮ルートのメリット

  • 最も距離が短く、頂上までの所要時間が短いと言われている
  • 新幹線で三島駅、在来線で富士宮駅に行き、そこから5号目までのバスに乗れる(マイカー規制で車では行けません)
  • 人が吉田ルートほど多くない
  • 吉田ルート経験者の友達曰く、道の変化が多少あってこっちの方がいいとのこと

富士宮ルートは5合目と6合目の他に新5合目と新6合目があるので、最初はサクサクチェックポイントについて歩きやすいです。他の山では考えられないほど山小屋の売店が充実しているし、一定の間隔でトイレもあるし、感動しました。山小屋のご飯は少し高めだけど、あったかいし、ご飯を持って行かない分荷物が軽くなるのでお勧めです。トイレはどこも有料で大体300円でした!飲み物は標高が高くなるにつれて値段も上がり、MAX500円です。

頂上富士館に泊まって

富士山は7月から9月初旬と開山期間が限られており、山小屋は5月ごろから順次予約が開始されます。正直1日目に頂上まで登るのは大変なので当初は7、8合目あたりの山小屋を狙っていたのですが、私が登るのが山の日を含む8月の3連休だったということもあり、予約争いに負け、頂上に泊まるしかありませんでした。逆に言えば、激混みの日でも予約が取れるのが頂上富士館であり、7月、8月になってからでも予約が取れる可能性があります。

頂上富士館の良かったとこ

  • ほぼ移動することなく頂上からご来光が見られ、ギリギリまで寝れる
  • 頂上郵便局がすぐ隣にある(限定グッズなど取り扱っています)
  • 頂上なのでとりあえず予約しとけば後から登山ルートを変えることになっても大丈夫
  • 夜ご飯のカレーが美味しかった
  • 寝床が暖かい

頂上富士館情報(2024の記録)

  • 宿泊10000円、食事1回1000円
  • 19時消灯、4時半までは鍵が開かず、外に出れない(外にいる人達が食料求めて入ってくるから)
  • 宿泊者はトイレ無料
  • 着替えスペースは無い(着替えは持って行かなくてよかったと思いました)
  • もちろんお風呂はなく、男女混合雑魚寝(当たり前)
  • 布団はちょっとザラザラ?(そんなもん。寝袋いらないのありがたい)
  • 空気が薄いので仰向けじゃないと呼吸が苦しい。私は頭痛で痛み止め飲んで寝ました。夜中ちょっと苦しそうな息とか聞こえてきたりしました。

富士山に登るのに持っていくもの

基本装備

  • 長袖長ズボン(標高が高いため、暑くはありません。8月は薄い上下でちょうど良かったです)
  • 登山靴(普通の運動靴でも登れますが、頂上に行く道で驚くほど砂がサラサラで滑る坂があるので滑り止めがしっかりしているものがお勧め)
  • リュック(最低でも35Lは必要だと思います)
  • 帽子(岩などから頭部を守る役目もあります)
  • 手袋(手をついた方が上り下りしやすいところもあります。火山の岩なので、ちょっとゴツゴツで手を保護しておくのが良いです)
  • 日焼け止め
  • 水分1L(重くなるのでそれ以上は値段が高くても道中で買うのがお勧め)

雨対策 山の天気は変わりやすいです。濡れると体温も体力も奪われるので、準備しましょう。

  • カッパ上下
  • リュックカバー(中の物は全部ビニールに入れましょう)
  • 泥除け(登山用スパッツとも言い、靴から膝下を覆います)

日の出待ち・寝る時用 太陽がない時間は本当に寒いです。真冬をイメージして準備してください

  • トレーナーまたはジャージ上下(分厚くて暖かいもの)
  • ダウン(私は軽くてコンパクトになるウルトラライトダウン持って行きました)
  • カイロ
  • ヘッドライト(朝日が出るまでの移動に必須)

その他

  • 頭痛薬(高山病の救世主)
  • 現金(山小屋代、売店、トイレどこでも使うので札も小銭も準備を!)
  • 軽食(煎餅、グミなど)
  • リップ(乾燥します)
  • 汗拭きシート(お風呂は入れません)
  • ティッシュ(トイレで紙がなかった時用)
  • モバイルバッテリー
  • 痛めやすい人は膝・腰のサポーター
  • 杖(私は持っていませんが、使ってる人多かったです)

必要なものを並べてみましたが、普段そこまで高い山に登ったり、山で泊まることがなく、靴やリュックを一度きりしか使わない可能性がある人はレンタルという方法もおすすめですよ。

やまどうぐレンタル屋

終わりに

これで富士山に登る準備はバッチリですね?最後に私からのアドバイスとしては”とにかくゆっくり登る”です。普段の山登りとは空気が違います。ゆっくり体を慣らすこと。少しでも違和感を感じたら止まって休憩すること。無理をすれば下山することになるかもしれないし、山小屋で夜通し吐き気や頭痛と戦うことになるかもしれません。私は8合目あたりから数歩進むごとに胸が苦しくなり、体力は大丈夫なのになかなか進めないという状況になりました。私のグループのスケジュールがキツキツで急いで登ったということもあり、夜山小屋ではほとんどが痛み止めを飲み、朝は2、3人気分が悪いという状況でした。そんな経験をした私としては、これから富士山を登る皆さんにはとにかく余裕を持ってゆっくり登ることをお勧めします。それでは楽しい富士登山を!

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